記念碑を建立して下さった皆様と
河野洋平衆議院議長と       羽田 孜 元総理と
財団法人 日本さくらの会
平成16年度「さくら功労者」受賞

平成16年3月24日、千代田区永田町の憲政会館において、(財)日本さくらの会(会長:河野洋平氏)より、桜の振興に顕著な功績があったとして「さくら功労者」として表彰を戴きました。
広島県双三郡 作木村
特別功労者「善行者」表彰

平成16年3月広島県作木村より、「自己資金により村民に開放された森林庭園の整備を行い、村の活性化に寄与した」として特別功労者として表彰を戴きました。
また、平成16年5月には、(財)「小さな親切」運動本部より「小さな親切」実行章を頂戴いたしました。
これは遠方の全く見ず知らずの方の推薦によって頂戴したものであり、驚きと同時に、無言の暖かいお褒めと励ましを戴いたと感激いたしました。
月日の経つのは早いもので、造園を始めてから満十年が過ぎました。
私が故郷である作木村に造園を思い立ち、続けてまいりましたのは、静かな自然に囲まれたこの桜の庭園が、地元をはじめ訪れる方々の心の安らぎの場として、また高齢化や過疎化が進む中におられお年寄りの皆様の憩いの場としてお役に立てればという「郷土への想い」と、ライオンズクラブの「我々は奉仕する」という思いからでございました。
意をお汲み取り下さいました地元・作木村様、ライオンズクラブや有志の方々をはじめとする多くの皆様から、造園にあたり様々なご配慮とご協力を頂いております。
皆様のご理解とご協力が弊園に注がれ、私が考えていた以上にすばらしい庭園ができていくことに感謝をせずにはおられない心境でございます。

今年は高台で眺望の良い場所に、お年寄りの来園者も利用し易い茶室「實恒庵」を自らの大工仕事によって建てることができました。
陽が注ぎ、雨が降り、季節が巡るという たがうことのない自然の約束の中で、1本1本植え世話をしてきた桜の樹々が大きくなっていきます。
今年ももうすぐ春になります。
山あいに静かに咲く桜の花を愛でにお越しいただければ幸いです。
   2004年早春
                                                                造園者 山 下  實

造園者
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広島紅葉ライオンズクラブ
綜合繊維株式会社 
ギャレックス広島株式会社 
株式会社アクティブネット
造園者であり園主の山下實は平成17年11月13日、庭園の造園作業中に、急性心不全で倒れ逝去をいたしました。
「桜三千本を植えたら七十五歳でワシャ死ぬ。もしそれ以上生きていられたらそりゃ儲けもんじゃ」
何度もの入退院を繰り返し体調のすぐれない時でも、家族の止めるのも振り切って造園作業をしておりました。
「なあに、ワシャここで死ねたら本望よ。悔いは無い。そうなっても悲しむこたぁない」
冗談のようにいつも言っていましたが、自分の一番望む場所で 自分の計画と夢のただ中で、
本当に自分の言葉どおりに七十五歳で逝ってしまいました。
皆様のお陰ですばらしい晩年をおくらせていただいたと思っております。
生前中の皆様のご厚情を心より感謝申し上げます。
今後は私ども遺族が故人の遺志を引継いで参りたいと思います。
今までにも増して皆様のご厚情をお願い申し上げます。

山下が植えていきました桜は 来年もその次の年も春になれば花を咲かせて参ります
故人は 花を観に来ていただくこと 作木に来ていただくことを 何よりも喜びとしておりました
是非 桜の頃になりましたら故人が植えていった桜を観にお越しいただければ幸いに存じます

訃報と御礼